アルペンルート50周年(6):弥陀ヶ原散策

ホテル立山で1泊後、高原バスで室堂から弥陀ヶ原へ向かいます。高原バスは美女平駅へ直行する観光客も多いのですが、いまは弥陀ヶ原が紅葉の最盛期ということで途中下車し1時間後の高原バスを予約したあと、バス停から歩きはじめます。

この湿原は木道が整備されていて、登山靴はなくても散策は可能で、散策ルート案内の看板も出ています。今回は1時間以内で回れる内回りルートを歩きました。外回りルートだとラムサール条約で指定されたエリアまで行けますが、そこは前回散策したので今回はパスしました。左手に見える弥陀ヶ原ホテルは昨年に続いてコロナ禍で休業中ですが、とても好印象の施設なので来年はぜひ再開してほしいものです。 

湿原から富山市街、富山湾まで見渡せたのですが雲が低く垂れ込めています。弥陀ヶ原は1日のうちに何回も霧というかガスが押し寄せてくる地形ですが、今回は霧に巻かれてしまうことはありませんでした。 
背景の山は薬師岳。山稜が美しいので北アルプスの貴婦人という別名があります。鮮やかな紅葉を楽しんだ後は後続のバスに乗り美女平駅に向かいます。

 

途中、大観台で運転手さんがバスを一時停止してくれて「称名滝」も見せてもらいました。ここは前回はガスがかかって何にも見えなかったのでパスした場所です。

美女平駅で立山ケーブル出発まで時間があったので駅前を眺めていたとき、20メートルほど先に停まっていたバスをすばやく横切る影が見えました。最初はサル?かと思ったのですが、よく見ると灰色の動物でニホンカモシカでした。かなりの速度で走り去ったので写真は撮れませんでした。カモシカは崖にいるというイメージだったので驚きました。このあとは富山地方鉄道を利用して富山市内に向かいました。


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